東京五輪、中止へのカウントダウン?

 最初に2020年に開催予定(昨年3月に新型コロナウイルスの大流行に伴い1年延期が決定)だった東京五輪に関する管理人のスタンスを簡単に整理することにします。


  1. 東京五輪は問答無用で開催中止
  2. 2032年以降の五輪開催(2024年はパリ、2028年はロサンゼルスでの開催がすでに決定しているため)への立候補→五輪開催という選択肢も当然却下
  3. 新型コロナウイルス大流行という不測の事態の有無にかかわらず開催権は返上すべき
  4. 開催権返上については2013年9月7日(2020年東京五輪開催が決まった日)から一貫して変わっていない

ここまで書いてきた内容でわかるとおり、管理人自身は東京五輪開催に対しては極めて否定的な立場です。


理由は簡単。


「五輪開催は国民にとって何のメリットもない」

から。


事実、2013年9月7日以降に行われたソチ、リオデジャネイロ、平昌(ソチ・平昌は冬季五輪)の3つの五輪に関してはリアルタイムで一切見ておらず、そもそも誰がメダリストなのかほとんど知りません、要は東京五輪開催決定と引き換えに五輪への興味を全く失くした状態ですね。


仮に東京五輪の開催を予定通り強行しようとしましょう。


現時点で新型コロナウイルスの大流行が収束する気配もなく、

(むしろ変異種が-とかいって別の不安を煽られている最中じゃなかったっけ?)

日本国内でのワクチン接種スケジュールさえはっきりしない。

(ワクチン自体の入荷スケジュールがあやふや。そもそも必要数を確保できてるのでしょうか?)

ただでさえ医療現場で新型コロナ対策に追われている状態で五輪開催に必要な医療ボランティアを集められるのか?

(医療現場にそんな余裕などあるわけない)

東京五輪を開催したいがために意図的に感染者数の統計数字を捻じ曲げてるんじゃないか、という国民からの不信感はあり、そもそも正確な感染状況に関する統計データ(PCR検査数、陽性者数、感染者数、発症者数、重症者数、死者数及びそれぞれの比率)が時系列で整理されているのかどうかすらわからないこの状況で、正確な感染状況もわからなければ万が一感染しても確実な治療を受けられるかどうかわからない国に海外からトップアスリートが来日するのか?

(まともな神経を持ってれば五輪ボイコットを表明するアスリートがいてもおかしくない)


 現実に目を向ければ誰がどう考えても東京五輪は中止一択でしょう。


 だから女性蔑視発言によって辞任した森喜朗前東京五輪組織委員会会長の後継者を選ぶ、と言われたところで、


[この期に及んでまだ『猿山のサル』のボス争いするの?」


としか言いようがないのです。


それに、最初は森前会長の「女性蔑視発言」を擁護していたIOCが世論の反発に押されて(正確にはNBCとトヨタ自動車という大スポンサーからの反発を受けて)一転辞任勧告をした時点で五輪中止を織り込んでいるでしょう?となると後任会長の仕事は「敗戦処理」になることが濃厚であり、「貧乏くじ」以外の何物でもない。森前会長発言を受けて世論が反発する一方で、その周囲にいた人間が


「余人に代えがたい人物」


とか何とか言っておべんちゃらかましてたけど、これってジェンダーに関わる差別意識に対する感度の低さと同時に「貧乏くじを引かされたらたまらん」という自己保身の意識もあったんじゃないの?


 いずれにせよ、2021年7月に開催予定である東京五輪の開催決断までの時間はそれほど残されていません。


 私自身はもう「東京五輪中止」発表までのカウントダウンが始まっていると思っているのですが、


 どうもこの期に及んで『猿山のサル』のボス争いをしようとしている人たちはそうは思っていないようなので正直おっかない。


 そして彼らが東京五輪開催を強行決定した時点で「アスリートファースト」というお題目を盾に自分の利権と名誉欲しか頭になかった「史上最低の五輪」として後世に語り継ぐことにしましょう。 



風の吹くまま、気の向くままに。~「おひとりさま五十男」の徒然日記~

日常の身の回りの出来事から社会で今起こっていることまで「徒然なるままに」書き連ねる「独り者の独り言」です 更新頻度は基本気まぐれになりますが最低限週1ペースでの更新を目指していきます 長い目でお付き合いください

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