東京五輪組織委員会新会長選出に関して思うこと
今回のブログはある意味前回の続編です。
このブログを書き上げる頃にはもう新会長が決まっていることと思われるのですが、
正直に言ってしまえば、
「誰を選んだところで批判は避けられないし、『敗戦処理』であることには変わりがない」の一言に尽きます。
なぜって?
- 当初、自らの失言により引責辞任した前会長が後任会長を指名した(結局その人事案は官邸の反対もあって白紙撤回)
- 1が白紙撤回に追い込まれたことを受けて選考委員会を設置したものの、委員会の構成メンバー及び会議自体を一般には非公開とした
もうね、この2点だけで「なぜ国民から非難されているのかがわかっていない」「そして当事者が何の反省もしていない」ことを宣言しているようなものですからアウトでしょう。
それに、今回は前会長の「女性差別発言」がきっかけとなった辞任に追い込まれたんだから、火消しをするために女性を会長に選ぶべき、という声も上がっているようですが、これだって
「自己保身のための目くらまし」
であることはミエミエ。(理由はもっともらしく「本人の能力を買って」だとか「若い力に期待して」というようなテンプレートを使ってそれらしいものにすることでしょう)むしろ「女性差別発言」を理由にして森前会長を袋叩きにした方は「女性を盾にして自分の責任逃れをするな!」と怒り狂うべきです。それに上記の2つの理由は選考過程の公平性が担保されたものではありませんしね。日本国内だけで済む話なら密室で決めても大きな騒動にならないかもしれませんが、ことは国際大会、それも全世界が注目するイベントの運営に関わる話ですからね。しかも東京五輪の大スポンサーが懸念を示している最中での話ですから、選考過程の公平性が担保されていないというのは彼らにとって大きなマイナスポイントでしょう。そんなこともわからない国に大会開催の資格があると思う?
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